子どもをプロテニスプレイヤーにするには?!心理学的子育てアドバイス5つ【ジュニア選手の保護者の方へ】

ジュニア選手

「うちの子、せっかくテニスをがんばっているのだから将来はプロになってほしい」
・・・ジュニア選手を持つお父さんお母さんなら一度は考えたことがあると思います。

心理学の立場から、「子どもをプロテニスプレイヤーにする可能性を高める子育てアドバイス」をしてまいります。

プロテニスプレイヤーになるかどうか、最終的に決めるのはお子さん自身の意思とテニスの技術およびメンタルです。

ですが、お父さんお母さんの毎日の子育てにちょっとだけ心理学の要素を加えるだけで、お子さんがプロテニスプレイヤーになる可能性を高めることが出来ます。

プロテニスプレイヤーになる可能性を高める子育てアドバイス1.干渉しすぎない

プロのテニスの試合は、孤独な戦いです。

テニスのゲーム中のコーチングの規定をご存知ですか。
他のスポーツでは、監督がタイムを取って声をかけることができます。

しかし、テニスのコーチング規定は非常に厳しいです。
コーチとアイコンタクトをとっただけでウォーニング(警告)を受けた選手もいます。

コーチからの助けを受けられない、たったひとりで試合の苦しい場面を耐え戦いを勝ち抜くには、自分で考え自分で決める能力が必要です。

そのためには、日頃から自立心・自主性を育てていく必要があります。
親からの過干渉はご法度。
親が干渉し過ぎている子どもは、優柔不断で依存的になりやすいです。

子どもが悩んだり迷ったりしていると、つい親御さんとしては声をかけたくなるでしょう。
しかしそこでぐっとこらえて、お子さんの判断・選択を尊重してあげましょう。

プロテニスプレイヤーになる可能性を高める子育てアドバイス2.自分の夢と子どもの夢を区別する

お父さんお母さん、あなたのお子さんが「プロになったらいいな」と感じるのはなぜですか。

もし、お父さんお母さんが何かのスポーツでがんばっていたことがあり、プロを夢見たことがあるなら、自分の夢を子どもに託している部分があるかもしれませんね。

コーチやカウンセラーの中には、親の想いを子に押し付けてはダメ、と言う人もいます。

確かに押し付けるのは良くないですが、親が「自分がプロになれなかったから、子どもはなってくれたらいいな」と思うことは自由です。

親から夢を託され思いを押し付けられて子どもが苦しむケースには、ある共通点があります。

自分がテニスをしていることやプロを目指していることが、親の夢なのか自分の本当にやりたいことなのか、わからなくなってしまうのです。

親が夢を持っていても良いと思います。
「子どもにプロになってほしい」と思っていても良いのです。

でも、「子どもも親が思うのと同じようにプロを目指さなきゃダメ」というふうに道を強いてしまうのは、子どもの自主性をつぶしてしまうでしょう。

自主性が育っていない子は、自分の心の奥から生まれてくる強い気持ちを持つことが出来ません。
先に述べましたように、自立心や自主性の育っていない子はプロとして勝ち抜いていきづらいです。
結果的に、親の夢を子に押し付けると子どもはプロになりづらくなるのです。

子どもの夢は子どもの夢。親の夢は親の夢。
お互いに、夢を語り合うイメージで、親と子の夢を区別する生活を心がけましょう。

プロテニスプレイヤーになる可能性を高める子育てアドバイス3.子の性格・性質を見極める

子どもや生徒、選手を育てるときに「アメとムチ」という比喩をよく使いますね。

褒めて伸びる子なのか、厳しくしたほうが伸びる子なのか。
褒めてばかりだと調子付く子なのか、叱られると萎縮しすぎる子なのか。

テニスも日常生活も同じです。

子どもの個性を活かして、のびのびと成長するように教育・指導するにはまずその子ひとりひとりの個性を知る必要があります。

親御さんは、お子さんの性格・性質を見極めていきましょう。
見極めづらいお子さんの場合は、カウンセリングやコーチングなどの心の専門家を親子で訪ねると良いでしょう。
親子関係だけでは見えなかったお子さんの個性を見抜いてくれるはずです。

プロテニスプレイヤーになる可能性を高める子育てアドバイス4.いっしょに楽しく家事をする

プロテニスプレイヤーに必須なスキル・・・そう考えたときに、一番に浮かんだのは「ひとりで世界中で生きていくスキル」でした。
世界を転戦するプロテニスプレイヤーは、身の回りのこともひとりでする必要があります。

転戦中、ホテルに泊まってしまえば炊事洗濯掃除は業者がしてくれますが、自分でしなければいけないこともたくさんあります。
翌日の準備やレストランが開いていないときの食事、忘れ物のないように身支度を整えるなど、いろいろありますね。

そういったときに大切なのは、やはり日頃の生活を自分ひとりで生き抜くことが出来るというナチュラルな自信であるように思います。

生活するうえでナチュラルな自信をつける第一歩は、毎日生きていくために必要なことを自分で出来るようにすることです。

朝はひとりで起きられるようにし、学校に行くときには忘れ物のないように自分で持ち物のチェックを出来るようにしていきましょう。

先ほど述べたような炊事洗濯などの家事も、どのように調理して栄養を摂るのか、洋服の手洗いはどうするのか等、実体験を積んで理解することで「自分ひとりでも生きていける」という自信がついてきます。

まずは、家事に興味を持たせてあげると良いでしょう。一緒に料理をするなど、楽しみながら「世界のどこに行っても生き抜ける自信」を育てましょう。

プロテニスプレイヤーになる可能性を高める子育てアドバイス5.とにかく褒める!

最後のアドバイスは、子どもの自信を高め、テニスのやる気を出させるためのものです。
このアドバイスは、とてもシンプルですが非常に重要です。

子どもの自信を高め、テニスにやる気を出させる方法。
それは、「とにかく褒める」ことです。

褒められて育った子は、素直さを身につけ、適度な自信を持てる子になります。
叱られて育った子は、どこか拗ねていて自己評価が低くなる傾向があります。

プロテニスプレイヤーは、きっと適切に褒められて育ってきたと思います。

自信がありテニスにやる気のある子に育てるには、叱る前に褒めてあげてください。

褒めると、子どもも喜びますが、お父さんお母さんも褒めるためにはお子さんの良いところを探す必要がありますね。
結果的に、お父さんお母さんももっとお子さんを好きになります。
褒めることで、お子さんの良いところが見つかりますからね。

自分のことを褒められる人でなければ、誰かを心から褒められるようになりません。
ですから、まずはお父さんお母さんが自分自身を好きになって、自分を褒めるようにすることです。
そうすると、お子さんのことも褒めやすくなりますよ。


以上、ジュニア選手の保護者の方へ向けた、『プロテニスプレイヤーになる可能性を高める心理学的子育てアドバイス5つ』でした。
ご覧いただき、ありがとうございました!

メンタルコーチMINAKO
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image:Sergey GorbachevによるPixabayからの画像

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