メンタルコーチングの流れは大きく分けて3つあります。
「現状を分析する」
「『気づき』を得る」
「『気づき』を練習や試合で実践する」
・・・この3つです。
メンタルコーチは心理学の修士号を持つ臨床心理士です。
テニスプレイヤーやテニスのテクニカル(実技)コーチの経験もあります。
選手・指導者両方のテニス経験を持つ心理学の専門家があなたのメンタルコーチングにあたります。
以下、メンタルコーチングの流れを詳しくご案内してまいります。
コーチング申込みをご検討される際の参考にしていただければ幸いです。
テニスメンタルコーチングの流れ1.現状を分析する
メンタルコーチングでは、まず最初にあなたの現状を分析していきます。
現状分析は面談形式で行うのが基本ですが、実際にあなたの練習や試合を拝見することも可能です。
分析方法その1 練習と試合の詳細カウンセリング
メンタルコーチングの現状分析は、まずはあなたの練習と試合への取り組み方について詳細にお聴きします。
出来るだけ詳しくお話しいただくことで、現状の問題点や良い点、改善点などが判明します。
分析方法その2 心理査定
臨床心理士ならではのコーチングアプローチとして、心理査定がございます。
心理査定は専門的な心理テストです。
より深い次元で「あなた自身」がわかります。
心理査定を受けると、どんなふうに物事に取り組んでいるか、どんな点を活かしたり改善したりしていけば良いかが深層心理学的に明らかになります。
心理査定は、現状を分析したり、分析による『気づき』を練習・試合で実践したりしていくうえで、非常に役に立ちます。
分析方法その3 精神分析学に基づいたカウンセリング
メンタルコーチングの現状分析方法における臨床心理士ならではのアプローチはまだまだございます。
それは「精神分析学に基づいたカウンセリング」です。
「精神分析」というと堅苦しい感じがするかもしれませんが、行うことはシンプルです。
本来の精神分析は、寝椅子に横たわりながら思い浮かぶことをただお話しするだけ。
思い浮かぶことをお話するだけで、心の洞察が深まっていきます。
それは、精神分析の専門家がサポーティブな態度で共感性の高い解釈を適切に挟むからです。
メンタルコーチングにも精神分析のエッセンスを多分に取り入れています。
精神分析学はほかのカウンセリング・コーチングに比べてかなり主体性が重んじられる面があります。
自分自身に関して、いまのこと、これからのことを思い浮かぶままお話してください。
心を深く洞察していくことで、練習や試合における現状改善方法や悩みの解決方法の糸口をつかめます。
何度か受けてみると実感していただけると思いますが、あなた自身の内面が刻々と変化していくのを感じることが出来るはずです。
メンタルコーチングにおける「現状分析」の結果・・・
メンタルコーチングの「現状分析」をすることで、次のような効果が得られます。
1.自分をより深く知ることが出来る
2.自分のアスリート人生をしっかり受け止められる
3.自分らしく競技に取り組める
現状分析を経て、以下でご説明するような「気づきを得る」「練習や試合で実践する」といったステップを踏んでいきます。
メンタルコーチングの流れ2.「気づき」を得る
メンタルコーチと現状分析をしていくと、どんどん「気づき」が得られます。
コーチが心理学の専門家・臨床心理士として、あなたが自分自身の心を深く洞察しやすいように面談を進めていくためです。
「気づき」は、理性的にわかるだけでは十分とはいえません。
また感情に傾いていても十分な気づきには至りません。
あなたには、これまで理性ではわかっていても情緒的に受け止められなかったことや、感情的にはもやもやしていたけれども今イチ言葉にならなかったことなどがたくさんあると思います。
精神分析的な面談を通して、理性的にも情緒的にもバランスよく気づくことが出来ます。
まさに「ハッ!Σ(゚ロ゚;)!!」という感じで気づきます。
メンタルコーチングの面談の場における、この「ハッ!Σ(゚ロ゚;)!!」がとても大切なのです。
かなり抽象的な表現になってしまって恐縮です。
「気づき」は本当にごく些細なことだったりもします。
メンタルコーチングの流れ3.「気づき」を練習や試合で実践する
メンタルコーチングの面談の場で「ハッ!Σ(゚ロ゚;)!!」という形で「気づき」を得ると、練習や試合で気づいたことを実践しやすくなります。
これは、「なぜ?」と言われると言葉で説明するのが難しいのですが、心理療法や心理カウンセリングにおける心理的な信頼関係によるものだと思われます。
自分のことを心理的に深くわかってくれている人(コーチ)との語り合いの場では、あなたは無意識的にとても心の深いところまでオープンにしています。
そのような深い深いメンタル強化コーチングの場で得た「ハッ!Σ(゚ロ゚;)!!」気づきは、あなたの自信に結びついています。
気づきと自信が結びついている状態ですと、「気づいたことをすぐに練習や試合で試してみよう!」と容易に思うことができます。
「気づき」を練習や試合で実践しやすくするために
「気づき」の内容によっては練習や試合でどう実践していけば良いか迷うこともあるでしょう。
例えば、「対戦相手が強そうだと感じてしまうと戦略を考えすぎて体が硬くなってしまう」と気づいたとします。
その気づきを踏まえて、
どんなふうに練習したら良いか。
どんなふうに試合に臨むと良いか。
・・・メンタルコーチは、あなたといっしょに分析し洞察していきます。
たとえば、練習のときに、誰と打ち合っていても強い対戦相手を想定して自分を追い込むという練習方法を実践することもあります。イメージトレーニングの手法です。
試合で対戦相手が強そうだと感じたときにどうするかをより分析し、例えば戦略を考えすぎるのでなく得意なショットを打つことに専念するようにしたり全く別のことを考えるようにしたり等、していくこともあります。
理想的な実践のための試合前カウンセリング・試合後フォローアップ相談
気づきを実践するときに、自分の「イメージ」と「実践」のズレを感じることもあるでしょう。
「相手に良いショットを決められたときに負けることを意識してしまい過度に不安になってしまう」と気づいた人が、試合でまた同じように過度に不安になるケースもあります。
分析の不足や無意識的なこだわり、また自信のなさ等が原因だと思われます。
そんなときのために、メンタルコーチングでは試合前カウンセリング・試合後フォローアップ相談も行っています。
実際の試合の直前に。
試合後に反省会を。
お電話でメンタルコーチとお話しできます。
試合の直前直後のアドバイスで理想的な実践へと近づけます。
メンタルコーチングの流れ まとめ
メンタルコーチングは、分析→気づき→実践、この3ステップの繰り返しになります。
この3ステップを繰り返すことによって、あなたは自分を多角的にとらえより多くの選択肢を考えられる「安定したアスリート」になっていきます。
イメージトレーニングとは?
メンタルコーチングの別メニューとしてイメージトレーニングをご用意しています。
感情・思考・行動のパターン分析
実際に試合場面をイメージしたり写真や絵を見てイメージを言葉にしたりしながら、感情や思考・行動のパターンを分析します。
ネガティブ思考への陥りやすさや不安感・失望感などの発生しやすさもわかってきますので、メンタル強化に活かすことができます。
ネガティブ→ポジティブへイメージを変容
ネガティブな気持ちが浮かんでしまったらイメージの中であなたらしいポジティブ感覚に変容させるトレーニングもします。
競技の中だけでなく生活面も生きやすさが増してきたというお声をいただくことが多いです。ぜひお試しください!
リラクゼーションのためのイメージ
緊張しやすい方やお疲れ気味の方にはリラクゼーションを目的としたイメージトレーニング(イメージセラピー)を提供致します。
試合前にご活用いただくと大事な試合の前でもゆっくり眠れたり、連戦のときには試合後に心身ともにリラックスできたりなど、さまざまな活用法があります。
イメージのチカラは無限大です!
…決してスピリチュアルな意味ではなく💦
体力や筋力、疲労感や不安感は、脳や心に大きく影響されているのだとわかります。
ぜひいちど体験してみてください。
メンタルコーチングやイメージトレーニングを受けようか迷っている方へ
メンタル強化は、コーチとあなたの共同作業です。
お互いに思い浮かんだことや考えたことをどんどん提案していくことで、分析が深まり実践がはかどります。
まずは、心理的な信頼関係を作っていきましょう。
どんなことでもご相談ください^^